スキンケア対策と一言に言っても、たくさんの種類の化粧品があって分からないし一つずつ選ぶのも面倒です。
化粧水、乳液、美容液、どれを使って良いのかもわからない、という人のために「オールインワン化粧品」があります。
色々な美容化粧品が一つになっていて、忙しい女性には使っている人も多いと思います。
しかし、ワンステップでスキンケアが済んでしまう「オールインワン化粧品」って本当に効果があるのか不安に思いますよね。
そこで、オールインワン化粧品の主な美容成分とその効果、さらに人気のオールインワン化粧品について紹介していきたいと思います。
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オールインワン化粧品ってどんな化粧品?
仕事や家事さらには育児と、現代の女性は毎日とても忙しいですよね。そんな中で、スキンケアに割く時間があまりなく、怠りがちになってしまいます。
そんな人達のために、たった一つの化粧品に「化粧水」「美容液」「乳液」「クリーム」などの美容成分が含まれている「オールインワン」の化粧品が注目を集めるようになりました。
今は化粧下地の役割を果たすような「オールインワン」もあり、スキンケアやメイクの時間短縮が実現できるものもあります。
その代わり、色々な化粧品の代わりとして働く分、自分の求めるスキンケア効果をしっかりと持っているオールインワン化粧品を見極めることが重要です。
美容成分にも種類がいくつもありますので、そこも含めて成分と効果ついてご紹介していきます。
美容成分と効果について
オールインワンにしても、普通の化粧品にしても、きちんと美容成分が含まれているものから選択することが重要です。
美容成分とその効果について、代表的なものをいくつかご紹介します。
ビタミンC誘導体
ビタミンCがスキンケアに有効だということを知っている人も多いと思います。
ビタミンCは「美肌」「美白」「しわやたるみ」「ニキビ」など様々なスキントラブルに効果を発揮します。
その主たる機能として「抗酸化作用」を持っていて、それらがエイジングケアに有効とされています。
ただし、ビタミンCというものは、いくら食べ物から摂取しても長くは体にとどまってくれません。
基本的には尿と一緒に排泄されてしまいます。
ビタミン剤を摂取して尿の色が変わるのはこのためです。
そこで肌からビタミンCを肌の奥まで浸透させるための、美容成分として開発されたのが「ビタミンC誘導体」です。
通常はビタミンCをそのまま肌に使おうとしても、化粧品としては使えません。
そこで肌に使えるようにした美容成分がビタミンC誘導体というわけです。
アルブチン
アルブチンはシミの生成を抑える働きがあるとされています。ビタミンC誘導体と同じように、美容成分としてよく使われる成分となります。
アルブチンはメラニンの生成を抑える働きがあります。
シミはメラニンが元になると言われています。正確にはチロシナーゼという酵素が働き、メラニンが黒色化することによってシミになります。
アルブチンはこのチロシナーゼの生成も抑えることから、シミができるのを防ぎます。
つまり、アルブチンという成分は、シミの予防に効果があるとされています。
ハイドロキノン
ハイドロキノンは古くから皮膚科などでも処方されるほど、医学的な根拠のある美白成分です。
ハイドロキノンの機能としては、メラニン色素の産生を抑えること、そしてメラノサイトと呼ばれるメラニン色素を作る細胞を減少させることが挙げられます。
ハイドロキノンは、ビタミンCなどと比べると、美白成分が10倍〜100倍ほどの効果があるとされています。
ハイドロキノンはシミなどを予防するだけでなく、今あるシミにも効果があるとされている成分です。
プラセンタ
プラセンタは胎盤から有効成分を抽出した美容成分として知られ、胎盤エキスとも言われています。スキンケアにおいて万能の美容成分として注目されています。
プラセンタには必須アミノ酸と呼ばれる、人の体の中では作らず、外から摂取しなければならないアミノ酸がいくつか含まれています。
アミノ酸は体の細胞を作る元になり、ターンオーバー(肌の新陳代謝)にも関わってきます。
また、プラセンタは、細胞の新陳代謝を促す成長因子がたくさん含まれています。
プラセンタが美容に関して万能な成分だと言われるのには、このようにたくさんの効果があるためです。
オールインワン化粧品を選ぶときの注意点
続いてオールインワンの化粧品を選ぶときの注意点について、オススメの方法をご紹介します。
乾燥肌の人が選ぶべき成分
乾燥というものは、肌のトラブルを引き起こしやすいです。肌の乾燥が気になる人は、保水力、保湿力に関係のある成分が入っているものを選びましょう。
「セラミド」と呼ばれる成分は、細胞の間にスポンジのような役目をしており、肌の潤いに欠かせません。
このセラミドは、年齢とともに減少していくと言われます。
そのため、乾燥が気になる人は「セラミド」の含まれたオールインワン化粧品を選択するのがオススメです。
ニキビ肌にはビタミンC誘導体
ニキビ肌に有効な成分は「ビタミンC誘導体」「コラーゲン」「セラミド」「プラセンタ」などが入っているものを選ぶのが効果的です。
これらの成分はニキビに効果を発揮します。
ニキビに有効なケアは、保湿と皮脂の成分を抑えることです。
商品の効果をしっかりと確認
オールインワン化粧品には、その商品によって様々な成分と効果があります。
保水なのか美白なのか、もしくは化粧下地やUVカットなどに特化したものも販売されています。
自分のスキンケアの効果として何が欲しいのかを考えて、その成分や効果が期待できるのかをしっかりと確認しましょう。
美白効果を期待しているのに、美白成分ではなく保水成分に特化した化粧品を買っては意味がありません。
パッケージに成分や効果などが記載されていますので、自分の求める効果を理解して、しっかりと選択しましょう。
成分の分散には注意
先ほどの自分が求める成分、効果がきちんと入っているのかと、成分が分散されすぎていないかも重要な要素です。
例えば、「保湿、シミ」に効くオールインワンと「保湿、美白、エイジングケア、シミ、シワ」に効果を発揮するオールインワンでは、そこに含まれている成分と成分量の比率が変わってきます。
色々な効果が広く期待できたとしても、その成分量が少なく効果も少なければあまり意味がありません。
成分の種類だけでなくその成分量にも気をつけて確認しましょう。
人気のオールインワン化粧品
最後にオススメのオールインワン化粧品をいくつかご紹介します。
メディプラスゲル
30歳を超えてくると、ハリ不足やたるみ、シワなどが気になっている方に最適な成分が入ったオールインワンゲルです。
ヒアルロン酸やプラセンタなどの質の高い美容成分が豊富に含まれています。
化粧水と乳液、美容液、クリームと四つの役割をこなしてくれます。
フィトリフト
ハリが出る!と人気のオールインワン化粧品です。フィトリフトはリフト力が話題になっている化粧品です。
口コミでの人気も高くリピーターも多いそうです。
植物性成分の「フィト発酵エキス」という成分が、肌本来のハリをサポートし、ハリ、弾力、高保湿に効果を発揮します。
パーフェクトワン モイスチャージェル
販売実績が3500万個もある、人気のオールインワンゲルです。
化粧水、乳液、クリーム、美容液、化粧下地、パックと6つの役割を兼ねています。
保湿成分のヒト型セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分に富んでいて、感想を防ぎ、潤いを与えます。
ジェルも滑らかで、肌になじみやすいオールインワンゲルです。
オールインワンの化粧品についてのまとめ
- オールインワン化粧品とは化粧水や乳液、美容液などが一つのセットになった化粧品です。
- オールインワンによく含まれている美容成分とその効果はさまざまです。代表的な成分として「ビタミンC誘導体」「アルブチン」「ハイドロキノン」「プラセンタ」「セラミド」などがあります。
- オールインワン化粧品を選ぶときには、自分が今どんな効果を得たいのかを考えて、その効果期待できる成分がきちんと含まれているのかを確認することが大切です。
- 効果を広く期待するあまりに、成分がたくさん含まれてすぎていて、一つ一つの成分量が少なすぎないかどうかの確認も必要です。
オールインワン化粧品には様々な種類があるため、どんな美容成分にどんな効果があるのかを理解しておくことが大切です。
今回のまとめが、オールインワン化粧品選びの参考になればと思います。